有吉佐和子さんが30代だったころに書いた旅行記「女二人のニューギニア」を、爆笑しながら読んでいたんだけどね。最終章では、帰国後にマラリアに罹って、最初は診断がつかずに体調はどんどん悪くなるし、死を覚悟するまでになる。遺されてしまうわが子を思い遺書まで書いたというくだりにほろりとしながらふと思ったのだ。
マラリアの状況は今もそんなに変わっていないだろう。ニューギニアまでクルーズで行くこともないだろうけれども、最近「世界の船旅」でもよく取り上げているアジアのリバークルーズは大丈夫なんだろうかって。 そういえば2010年にメコン川クルーズに行くつもりだったんだけど(キャンセルした…)、マラリアの話なんて出なかったような。
でケンサクしてみたら、
メコン川クルーズでは、マラリアを媒介する蚊は夜刺すので、夜虫よけを体に塗るか、かや付きのベットで寝ましょうだって。
(虫よけはDEETが30-35%程度含まれているものが推薦されているけれども、DEETが何なのかは本当にメコン川クルーズに行くことになったら調べます。)
ナイル川クルーズでは、船が動いている間は蚊は来ないし、上陸するときは虫よけを使えば大丈夫!とアドバイスしている人がいた。
アマゾン川クルーズでは、自国のアメリカの医者が処方してくれる予防薬を飲むのと、アマゾンに着いた時に地元の薬を買うのとどっちがいいか議論になっている。(⇒Cruise Critic) アメリカの薬なら副作用が少ないし、アマゾンの薬ならアマゾンのマラリアに合った薬だからって。
でもまあ私なら「長袖を着て露出しているところには虫よけを塗っていれば刺されませんよ」っていう人の意見を取り入れそうだ。楽だし。この場合もDEETの虫よけが推薦されています。日本の虫よけには含まれているのかな?
とにかく、「女二人のニューギニア」はとっても面白いです。読んでここに行きたい!と思わせない珍しい旅行記でもある。私のお気に入り旅行記の上位のほうにランクされる予定なので、ぜひ。
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